「クラス順位下から三番目、学年順位下から十番目のおバカさんに見せるノートはない!!」





「…こんなに人いる中でバラさなくてもいいじゃん。
そーですよ。俺は、下から数えたほうが早い位置にいますよ。」





明らかに落ち込んでいる。





バカって言われたくないなら、ノート写させてなんて抜かした事言ってないで、自分でちゃんと頑張りなさいよ…。





でも、ちょっとは慰めないと……。






「大丈夫でしょ!!大がバカなことぐらい、みんなわかってるよ。」






「そーだよな。裕也と付き合い始めたから、俺に見せるノートはないか。」





「えぇ?い、いや…そういう事ではなくてですね」