「でもウチは、裕也以上なんて見つけれないからっ……」
ウチは、ヘラヘラ笑って裕也に言った。
「……この告白のこと、忘れていいよ!!キモイよねぇ!もう、しないから。許して」
もう一度逃げようとすると、今度は後ろから抱きしめられる。
その手の力強さが、苦しかった。
「……だから、違うって!!そこじゃない!
顔はいいとか、百花でいいとかのとこ!」
え…?
裕也の耳が真っ赤になってる。
初めて見た……。
「本当は俺、百花がいいんだ!!」
耳元で感じる吐息と、祐也の声にドキドキが止まらない。
「今さら、ごめんな……」
「……そんなことないよ!!
今さらだったけど、めっちゃ嬉しいし!!
裕也……付き合ってくれませんか?」
そう言うと君は、恥ずかしそうに頷いた。