お前で……。 それって、やっぱり女の子だったら誰でもいいってことなの? ウチは他の女の子と、おんなじジャンルなの? 幼なじみだけど〝特別〟なんかじゃなかったの? あたし、自惚れすぎてたの……? 「そっか。裕也は、ウチじゃなくてもいいんだよね」 「は……?」 ウチは、祐也から逃げる。 涙が溢れ出す。 祐也にとってウチは〝特別〟なんかじゃなかった。 そう思うと、涙が止まらなかった。