「そーだよ。お前、顔は悪くないから。そろそろ帰ろーぜ。」
顔は悪くない!?
それって、ウチのことを可愛いと思ってるってことでいいの…!?
期待しちゃうよ……。
コンビニを出て、裕也と一緒にいつもの道を歩く。
裕也は女の子に〝帰ろ〜〟と誘われても、迷わず断る。
ウチと一緒に帰ってくれる。
期待しすぎる。
「ねぇ、裕也は好きな人とか、いんの?」
「……突然なに?」
裕也は、少し俯いて言う。
「いるのかって聞いてんの!」
「……俺は、お前でいいんだけどなー。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…