送信を押して、はあっと息を吐いた。気を張り詰めすぎて息をしてなかったみたい。 何回か乾いた咳が出る。 ケータイを置いても、やっぱり気になって横目で見て。 また視線を逸らすけど、やっぱり気になって。 何回か繰り返していると、ぱっとケータイが光った。 『よろしく。』 たった四文字の言葉に、 胸に暖かいものが広がった夜でした。