繋がれた手が、燃えてるんじゃないかってくらい、熱い。
函南君の手は清花の手より、ずっと大きくて。
ひんやり、冷たい。
弓道のせいなのか、中指の付け根の部分が、少し固くなっていて、握っている清花の小指に当たった。
それだけでも、尋常じゃないくらい心臓がうるさく鳴り響いている。
弓道の大会の時にも、手を繋いだけど、慣れたなんて全然そんなことない。
ブレザーを脱いでいて、黒いセーター姿の函南君。
袖を軽く巻くっていて…そこから覗く腕には、たくましい弓道筋が………って、まるで変態じゃん!
また、鼻血だしちゃうよ!