あたしが何を言っても誰も聞く耳を持たなかった。


そして、あいつは言ったんだ





あたしの禁句を……



「目障りだ。お前はもうここの姫ぢゃない。」


目障り


めざわり


メザワリ


『はぁはぁはぁ、はっはっ、んぐ、はっはっはっ』


く、苦しい。


あたしの禁句だと知って言ったの?



「おい、そんな演技したって無駄だぞ」


演技ぢゃない、誰かっ信じて


『はっはっはっ、ん、やっ、て、はぁはぁ、な、い!』



汐梨「う、柚ちゃんが睨んで、くる、よぉ、うぇ、うっ」



「おい、さっさと出てけよっ!」



ドガッ



『うっ……、』



え、今蹴られた?


そして倉庫から出された


「今後俺らに関わんなよ。」


そん、な


うっ、苦しい


過呼吸の苦しさもあったけど


心が痛かった、あたしはまた一人ぼっちになったのだから