颯は昨日みたいに私に明るくふるまってくれた。
そして元気のまったくない私にとうとう
「そんでどーやった?」言いにくそうに聞いてきた。
「えっ。あっ。うん。気にしなくていいよ!だいじょーぶ!」と私なりに一生懸命明るくいったつもりだったけど、颯にはわかったみたいで
「なわけないだろ。長年一緒なんやからそんくらいわかるよ。 言えるようになったらでいいよ。」と言ってくれた。
そんな颯の優しさが嬉しかった。
ちょっびっと涙がでたけど颯にばれないように目をこするふりをして目をふいた。
私は颯にもうきをつかわせてはいけないと思って颯に放課後話しをしようと思った。
「颯!!放課後あいてる?長くなるかもしれないけどいい?」
「うん。」
颯は私をとてもきれいな瞳でみつめていった。