☆私は美緒!
今日は新学期の始業式!新しいクラスはもしかしたらなつきたちと。。。と期待していたがむなしくても全然知らない子ばかりだった。ただ勇気と颯この2人はいた。あと華恋ちゃん。なんか苦手な子というかあまりすきではない。勇気と颯のこの2人とは離れないというか。。。小4からずっとおなじクラスだ。知っている子がいないし、女子と話すの結構苦手だし男子と最近いるようになった。
希がいたときはほんとにたのしかったな。。。ふと希がいた3年前のことを思い出した。
希がいてくればいいのに。。。
そんな叶うはずないことを願い続けた。

そして担任発表と転校生の発表。
どうやら担任はメガネをかけて40代真ん中のおじさんで性格は優しそうな感じた。
そして転校生の発表。校長先生が説明をしだす。
「あたらしく転入してきたお友達は2人います。2人とも神奈川県の同じ中学校からやってきてくれました。みんな仲良くしてくださいね それでは入場してきてもらいます。どうぞ。」
みんなの噂通り神奈川の子らしかった。

転校生が入ってきた。
えっ。。。3年前いつも一緒にいた希にとてもよく似た。。。子だった。もう一人かっこいい男の子が一人いた。
「大川 希さんと山本奏太くんです。」
大川 希。
えっ希!?嘘だ。同姓同名の人?
いや。でもあの子は確かに希だった。
嬉しいという感情はしばらくしてからやっとわかった。
希は前と変わらずとてもかわいくて小さな顔と綺麗な目で恥ずかしそうに前に立っていた。

私は勇気をみた。勇気は私と同様目を丸くしてなにも声が出ないという感じで固まっていた。颯は。。。。本当に固まっていた。

そしてまたもや驚きが
「この2人は2年4組に入ってもらいます」
うそ!!私たちとおなじクラス!!!
希は私のちょうど後ろに座りポカンとしている私に
「由梨よろしくね」
と笑顔で小さな声で言った。
そう、私は遠藤 由梨なので出席番号は希が私の後ろだった。

そして今日からまた希との日々が幕を開けるのだった。