いよいよ最後の日。
美緒は私に手紙を書いてくれていた。読んだら涙で顔がびしょびしょになった。
祐は私にヘアゴムをくれた。たぶん美緒と考えたのであろう。
四人で過ごした楽しい日々が頭いっぱいに広がる。

「ありがとう 出会えてよかった」

とその言葉をいって奏太と私はこの神奈川を去った。