「隼人君!ドライヤー持ってき………」


「!!」
  

近くにあったタオルで体を咄嗟に隠した


いま……見られた……?



「隼人君………その、傷は……「何でもないです……何でも」



「お父さんに言っ「アイツには!!…………父には言わないで下さい」

 

「そう……か、まぁ、まずは着替えなさい。私は……タオルをとってくるから」



「はい………」


「隼人君」


「……………」


「もし、………いや、何でもない」


「あの、楠原さ「また、…………遊びに来てくれるかい?」



そう言う楠原さんの顔は、とても悲しそうだった


「………はい」


楠原さんはきっとこの痣がどんなものか、もう分かっているんだ