「あ!赤松財閥の隼人君……だよね?」


「はい、赤松隼人と申します」


急に喋りかけてきたのは、確か………坂井(サカイ)財閥の坂井さん


「いや、立派だね君は………家の子に習わせ
たいよ」


「ありがとうございます……そう言って頂けると嬉しいです」


「いやいやー」


要は、ごますり。アイツに気に入られるために俺から、取り込もうという考えだろう


こういった場ではよくある事だけど



「あー、隼人君、喉は乾いていないかい?私がとってくるよ。あ、そこのウェイター!!」


「いいえ、お構い無く……先ほど頂きましたから……」



こういう事をされると、少し困る



「そんな事言わず………持ってきたよ……うわっ!」



バシャツ



「ッ…………」


「は、隼人君!も、申し訳ない………」