慶side
********
俺と舞が話してると、数名の男子が舞に話しかけた。
「ねぇもしかして南中の高塚舞ちゃん?」
「え、そうですけど…」
舞が恐る恐る答える。
「そっちは副島慶?」
「そうだけど」
何で俺や舞の名前知ってんだこいつら。
「ふーーん、幼なじみなんだってね、付き合ってんの?」
何その情報。
どこから漏れるの?
「付き合ってないし!!」
俺はそいつらを睨みつけながら言う。
「そんな睨むなって。俺、金崎龍。仲良くしよーぜ」
(きんざき りゅう)
「舞ちゃんの後ろの席なんだー♪よろしくね」
金崎はそう言って舞の後ろに座る。
「え、あ、よろしく」
舞も金崎に微笑んで答える。
そんな舞を見てイラっとした。
「かわいーよなぁーー」
金崎以外の男子が舞を見て言う。
舞には聞こえてないみたいだ。
そう、舞は人形のように綺麗だ。
小学校、中学校で1番もててた。
顔だけじゃなく、性格も明るく優しいから男子の憧れの存在だった。
もちろん、俺も。
舞のことが好きなわけで。
こういう状況を見ると腹が立ってしょうがない。
「慶?どうしたの?」
舞が俺の顔を覗き込む。
好きだ。なんて言えるはずがない。
俺らは幼なじみだから。
この関係を崩せない。
幼なじみって近いようで遠い存在。
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俺と舞が話してると、数名の男子が舞に話しかけた。
「ねぇもしかして南中の高塚舞ちゃん?」
「え、そうですけど…」
舞が恐る恐る答える。
「そっちは副島慶?」
「そうだけど」
何で俺や舞の名前知ってんだこいつら。
「ふーーん、幼なじみなんだってね、付き合ってんの?」
何その情報。
どこから漏れるの?
「付き合ってないし!!」
俺はそいつらを睨みつけながら言う。
「そんな睨むなって。俺、金崎龍。仲良くしよーぜ」
(きんざき りゅう)
「舞ちゃんの後ろの席なんだー♪よろしくね」
金崎はそう言って舞の後ろに座る。
「え、あ、よろしく」
舞も金崎に微笑んで答える。
そんな舞を見てイラっとした。
「かわいーよなぁーー」
金崎以外の男子が舞を見て言う。
舞には聞こえてないみたいだ。
そう、舞は人形のように綺麗だ。
小学校、中学校で1番もててた。
顔だけじゃなく、性格も明るく優しいから男子の憧れの存在だった。
もちろん、俺も。
舞のことが好きなわけで。
こういう状況を見ると腹が立ってしょうがない。
「慶?どうしたの?」
舞が俺の顔を覗き込む。
好きだ。なんて言えるはずがない。
俺らは幼なじみだから。
この関係を崩せない。
幼なじみって近いようで遠い存在。