「も、もう!病人は早く寝る!」

照れて顔が赤くなった舞は俺に布団を投げつけた。

「…ん」

正直まだだるさが取れない俺は素直に言うことをきいた。

「大丈夫?熱どのくらいあるの?」

「…40度」

「えええっ」

そして舞は焦って俺を寝かしつけた。



それから舞は、俺の熱が下がるまで側にいてくれた。

何度も俺の汗を拭いてくれた。

俺の熱さまシートもかえてくれたし、

俺がうなされたらギュっと手を握ってくれた。

舞の隣は安心する。

ゆっくり休めた俺は次の日にはすっかり元気になった。