「慶、起きれる?おかゆできたよ」


10分後くらいに舞はまた俺の部屋に入って俺に声をかけた。


ゆっくりとベットから体を起こす俺を支えながらタオルで汗を拭いてくれる。


みっともないなー、俺。


あんなにひどいことしたのに。


舞は心配そうに俺の顔色を伺いながら汗を拭いてくれる。


「具合はどう?おかゆ食べれる?」


正直食欲はないけど、舞がつくってくれたおかゆ。


「…食べるよ」


俺が言うと、舞はにやっと笑い意地悪そうに言った。


「舞があーんして食べさせてあげよっか?」


「…じゃあお願いするわ」

「えっ」


熱が出た俺はどうやら素直になるらしい。


舞は俺がこう言うとは思ってなかったのか焦っている。


「…何だよ、早く食べさせてよ」