「は…?告ったのか?」



すると兄貴は首をふって「聞いただけ」とそう言った。



良かった…告ってたら2人は両思いで付き合う事になるんだよ…な…。



「…俺は真咲じゃないと莉奈に好かれないのか?…真咲じゃないと…」



ドクンドクン…!


その時感じたんだ。


……"真咲" が長い眠りからようやく起きたかのように……



『よう久しぶりだな。優介?』



と笑いながら俺の脳でそう言った。