俺は廊下の曲がり角を曲がって静かに莉奈に近づいた。



泣きすぎていて俺に気付いてないな…



そんな莉奈をそっと抱きしめた。



「えっ……あれ…?…せん…ぱい?」



莉奈が驚きながら俺を見つめた。