『いいよ…後…兄貴に会ってやってよ』



優介くんのお兄さん……なんていたの?真咲もそんな事話してくれなかったから全然家族とか、わからない。



「お兄さんって誰?…知ってる人?」



『莉奈がよーく知ってる人だから。じゃあ…13時に○○公園に来て!じゃ!』



ツーツーと通話が切れて私は首を傾げた。


よーく知ってる人?…て事は年上で私の良く知ってる人なんて…いないよね?