【秋side】

あれから、俺の笠井への告白からずっと付きまとってくる。




いつも甘ったるい声で話し、いつも不気味なほどに笑っている。




でもこいつは、俺のことなんて本当は微塵も好きじゃないんだ。




ただ、咲花のものを取りたかっただけ。




それだけだ。




今日のお昼もずっと屋上でアーンされながら食っている。




これ本当は嫌なんだけどな。




すると屋上のドアが開いて誰かが入ってきた。




そこには丸山さんと咲花と…春馬がいた。




なんで春馬と?




そんな疑問が浮かび上がって消えた。




だって俺も、なんで笠井と?とみんなから思われているからな。