かろうじて卵焼きを掴んだ箸。




するとその手を春馬が掴み箸を自分の口に持って行って…




パクっ!




「うまっ!」




え…いまのって…




あーん?ってやつ?




私の目の前でやられてたやつ?




なんてはずかしいのぉぉぉお!?




いきなりの行動で顔に熱が集まる。




キャー、冷めて冷めて!




「ねぇ、星下さん。」




突然口を開いた笠井さん。




なんか、怖い。




「なんでしょうか?」




なんかかしこまっちゃったよ!!




「星下さんと奈月君って付き合っているの?」




「へ?」




つ、付き合ってる???




私と春馬が?




付き合ってるというより浮気してます!なんて言える筈もなく…。




「付き合って「付き合ってるって言ったら?」




そう言ったのは春馬。




質問を疑問で返すってすごいね!!




「お似合いだなぁと思ってぇ。」




そう言うと笠井さんは秋君の腕に自分の腕を絡めこう聞いてきた。