「春馬…お昼食べよ…?」




「…え??今なんて?」




「春馬、一緒にお昼…食べよ?」




うわぁぁぁあ!




恥ずかしいよ!!




ノリでお昼食べよって言っちゃったけど、春馬くん、あ、春馬も困るよね…。




「…いいよ。」




「え?」




「いいよ、一緒に食べる。」




よかった!断られるかと思った…!




「うちも入れてね?」




ドキューン!!




その笑顔は反則だよ!美稀ちゃん!




ほら、春馬も真っ赤!




これは、もしかして!?




春馬って美稀ちゃんが好きなのかな?!




「「断じてない」」




「え?……もしかして、声に出てた?」




「ちゃーんと聞こえちゃったよ?どうしてその見当違いの言葉が出てくるのよ?!」




「…ご、ごめんなさい。」




謝ることしかできない私。




お似合いだと思うんだけどなぁ。




まぁ、そんなこと言ったらまた怒られちゃうけど!




「じゃあ、食べますか!」




向かったのは屋上。




ガチャ。




錆びているからかキィっとドアが軋む音がする。




そこには見たくもない光景が広がっていた。