私は足を止めた。



何、あれ。



そして私の胸のあたりに走った痛み。



『ほら、やっぱり。やめとけばよかったのに。』



なんで?



なんでまた、好きになっちゃったんだろう。



二回も苦しい思いをしなくちゃいけないと、わかっていたのに。



でも、もう少し頑張ろう。



たとえあの言葉が嘘だったとしても。



また会えたのは、きっと神様が用意してくれたサプライズだと思うから。