『随分と梨華がお世話になったみたいで』 


 
そう言って、久我は車からボロボロになった梨華を引きずり下ろしてきた。



梨華…!?



みんなもそんな梨華を見てびっくりした表情を見せた。



『コイツに翼龍の偵察に向かわせたのに総長に本気で恋してしまっただと?ふざけんじゃねぇぞ?この役立たず』



久我はそう言ってボロボロになった梨華を踏みつける。



『久我…!!辞めろ。』



『まぁ、いいや。コイツにはここで死んでもらうから』