そこには体育の先生がいた。









体育委員で体育の授業の手伝いもしていた私は体育の先生とも仲が良かった。






こんばんわ







と私が挨拶すると





遅くまで大変だなぁ。






と先生は笑って返してくれた。






体育祭の話を少ししてから、突然先生が







腰を故障してるんぢゃないか?



と私に言った。







確かに故障はしていたけど、腰ではなく膝だった私は








いえ。腰は大丈夫です。何故ですか?





と聞くと、








姿勢でわかるんだ。ちょっと見てやるからここに真っ直ぐ寝転がってみろ。





と先生言われた。








私はなんの疑いもなく寝転がった。










うつ伏せで寝転がった私に先生がまたがり、まず背中の辺りから腰に向かってマッサージを始めた。







痛いか?ここは?と何度も聞きながら。









10分くらいたって先生の手が止まった。












私はもう終わったのかと思い、体を起こそうと思った。







その時









服が邪魔でよくわからない。カッターシャツを脱いでくれ。






と先生が言った。





その時の私は何の経験もなかったので違和感を感じつつも自分のカッターシャツのボタンを外した。









そして、またうつむいた。









先生のマッサージがさっきのと違う動きだとゆうことだけはわかった。





そして、先生は先ほどとは違いただ黙っていた。






うつ伏せの状態で顔を見ることも出来ない私はなんだか変な気分になっていた。






五分ぐらい先生は私の背中をただ、撫でていた。









そして突然






何も言わずに私の下着のホックに手をかけてホックを外した。









すると風で窓がガタガタ!と揺れた。








瞬間、先生の手が離れた。










何故なのかわからず、私はとりあえず体を起こした。






辺りを見渡すと先生の顔が視界にはいった。







先生の顔が真っ赤になっていた。









その時私は初めて気がついた。






これは私の体を治療しようとしたのではなくセクハラだと。








先生はなにも言わずに走り去るように教官室を出て行った。







私は脱ぎ捨てられたカッターシャツと外れたまんまの下着を戻すこともせずに、ただ唖然と座り込んでいた。