中学生になった私は、明るい私に戻っていた。






スポーツ系の部活にも入り、体を動かすことが得意だったので割と楽しく過ごしていた。












何故か、そこの学校では運動部に所属すると何かの役員をしなくてはならない決まりがあった。







もちろん運動部全員が立候補する為、全員がなれるわけではないので、数は限られたが必ず自ら立候補しなくてはならなかった。







学級委員、風紀委員、図書委員、文化委員…









沢山あったが、とりあえず私は体育委員に立候補した。





1番頭を使わなくていいとあらかじめ聞いていたからだ。









そして私は体育委員になった。








特になにもすることもなく、体育祭が後1カ月とゆうところまできた。








中学一年生の私は体育委員でも立場が低いので、中でも1番嫌な仕事が回ってくる。








入場行進や種目中の音楽決めだ。










何曲も決めなければいけないし、なおかつ体育の先生や運動部の顧問の先生が使う教官室のMDデッキを使って構成しなければならない為、部活をしていた私は部活が終わってその後からなので夜8時、9時までせっせと作業しなければいけなかった。







体育祭も残すところ1カ月。






この日も私は部活の後、誰も居ない校舎から離れた教官室で一人MDデッキと格闘していた。





そんな時、教官室の扉が開いた。