『登校』

冬とはいえ学校はあるので行かねばならないのだ。今日が転入日でそわそわしてしまう。田舎だからやっぱり人数は少ないのかなあと思いつつ靴を履く。友達できるかな、という心配より楽しみが勝っていた。

先生「今日からみなさんと一緒に勉強するクラスメイトが1人増えます。どうぞ入って」
やはり少し緊張したが大丈夫。大丈夫。と何度か暗示を聞かせていた。
「そ、園咲 悠です。よろしくお願いいします。」クラスがざわざわしている。田舎と言えどクラスには20人くらいの生徒がいた。不安を持ちながらもやはり楽しみという気持ちのほうが勝っていた

続く