「………っふぅ〜 」



思わず息がこぼれる。

間一髪だった。


ちょっと待ってねって瑠羽が言った時、

なんとなくこっちに来るような気がしたから、

生徒指導室のドアのところから、

死角になるところへ、足音を建てずにダッシュ。


………疲れたぜ……。


おまけに変な汗かいちゃったじゃねぇか!


プンスカ!!



心臓に悪いじゃん!もう!