恐ろしさのあまり
手が震えて声が出ない。


「歩夢、もういい加減やめろ」


私は無理矢理車に乗せられた。



あの言葉が耳から離れない。
先生が歩夢って呼んでた・・・



本当に先生と一緒にいていいのか?




「気にすんなよ。あいつのこと」
先生はそう言うけど、立ち直れない。




私の表情を見たからか、
先生の顔が近づいてきた。




その瞬間にキスを迫られた。