朝はいつも目が腫れぼったい。

夏休みはお母さんに言われたとおり
勉強を怠らない。


朝起きれば、机に向かって勉強。
昼ごはんを食べれば
もう塾の面談の時間だった。


それほど私が勉強に取り組むのは、
どこかでお母さんみたいに
なりたくない!という気持ちが
あったからかもしれない。


「行くわよー」


お母さんの声が聞こえる。


お母さんは昼間、いつも
スーパーでよく見かけるような
清楚な主婦の服を着る。



塾で昨日のような格好は、
私としてもしてほしくない。


そういう面では私のことを
考えてくれているのか、
自分の周りに対する目を気にしているのか
分からなくなる。



お母さんの気持ちがやっぱり
理解できない部分がある。