突然過ぎ去った嵐のような人たちに呆然としていた私は思い出した!

「思い出したっ!
柊!なんであのとき助けてくれなかったのよ」

「いや、無理だろ
あのお二人を止めることは俺にはできん」

きっぱりと言う柊に
それもそうか…なんて納得をしてしまった私だった


「柊
久しぶりに散歩にいこ!」

と突然散歩にいきたくなってしまった私は柊に言った

「はいはい
わかったよ
なら、支度してこい」

「わかった!
ちゃんと玄関で待っててね」

私は支度をしに自分の部屋にいって着物を選んだ

今日は白っぽい銀色をベースの生地に花と水の波紋のような落ち着いた刺繍がされている着物にした

半年も着物を着てると自分一人で着付けもできるようになったよ

後はそれに似合うようにピアスとかんざしを着けて玄関に向かった