あ、寝ちゃってたんだ…?


『ん、ん〜』


「あ、起きたか?」


あ、海飛

『ねぇ、私どうしたの?』


「……。」


『ぁ、また、やっちゃった?』


あ、また…出たんだ

発作……

最近なって無かったのに……
昔の事考えすぎちゃったのかな……?


サアッ

『あ、紫苑くん、さっきは、ごめんね?驚いた…よね?』


[いっいや!僕こそ、ごめんね?僕そんなに、桃葉ちゃんに嫌われてると思ってなくて、その…抱きついちゃったりしてっ!
ほんと、ごめんなさいっ!]

ガバッ

紫苑君は、そう言って。頭を下げた。

『いや、違うの。』


[ち、ちがう?]

『そう、違うの。紫苑君のせいじゃないの』


「も、桃葉大丈夫だ。」

ぁ…泣いちゃってたんだ。
気づかなかった……

[ねぇ…桃葉ちゃん。桃葉ちゃんは、何があったの?]


…ぇ…



ドクンっドクンっ

言える?
紫苑君に、昔合った事を……

言っても大丈夫?

いや、紫苑君なら受け入れてくれる。


そう、思った。


「ももh…『あの…ね』」

海飛が、気を使かって、止めようとしてくれたけど。


ううん…

もう、大丈夫なはず


私は前に進まなきゃ…