「よろしくね？｣


　と両手を後ろに組み体を傾けながら茜ちゃんが言った。



　サングラスの隙間からちらっと見えた。



　気のせいなのか



　茜ちゃんは、赤い瞳だった。



　これを隠すためにサングラスを？



　茜ちゃんの金髪も


　地毛みたいだし。


　この子あさひちゃんじゃないのかな？


　いやいやいや…



　そんなわけ無いか。



　この時僕は、茜ちゃんの印象は、よくなり始めたのである。