「佐藤くんとは…郁也にひどいこと言われてるとき、話を聞いてくれて…。

それからいろいろ気にしてくれてるみたいで……」




私がそう言うと女子たちはバツの悪そうな顔をした。



それはそうだろう。

女子たちは直接言ってくることはなかったけど、その郁也と一緒に笑ってたんだから。




「…じゃあ郁也はなんなの?私たちの約束まで断ってアンタと帰るなんて……!

なに?身体でも売ったわけ?」



か、身体…⁉︎




「そんなことはしてません…」




「じゃあなんでよ!!」




ひっ……こわ……