「い、郁也……」



真相を打ち明けようと話し掛ける。




「あ゛?なんだよ。」




キツく睨まれる。



ひっ、怖……




「あ、あの、嘘なの……っ!」




私がそう言うと郁也はポカーンとした。




「なにが嘘な訳?」




「えっと、郁也のお母さんが用事あるって言ったこと…」




女子に誘われてた時、私はとっさに飛び出していた。



郁也と女子たちが遊べないよう、嘘をついていた。