「はぁ?なにそれ、あたしが先約なんですけどー。」


「ってか、もしかして綾崎さんがひとりじめしたいだけじゃないの?サイテー」




ってか、周りの女子の人数増えてるし…。




「ごっ、ごめんなさ……」



「あのさ」



謝ろうとしてる由奈を遮って口を開く。




「コイツが俺をひとりじめしたいとか思ってると思うわけ?

見ての通り、俺は怯えられてるし、コイツの身体こんな震えてるの見てわかんないわけ?」




普段はこんなこと言わないんだけど今日はなんだか言う気分だった。




はっきりいえばスッキリするところもある。