ったく、よくわかんねぇ。



それからしばらくたち、放課後になるチャイムがなった。


そろそろ…戻るか……



担任はこれ以上サボると留年がなんとか言ってるけど、

絶対授業に来させたいだけだと思う。



だってまだ、2学期だし、それに俺だって留年になるほど休む気はない。




教室に入って何気なく由奈を探すと目が合った。




由奈はどこか安心した瞳をしていた。




キッと睨んでやるとすぐにそらされる。



おもしれぇな、本当あいつの反応は俺の予想通りで。