「てかさ、おまえら最後らへん俺の存在忘れてたろ。ひでぇなぁ……」 郁也は少し拗ねたように私の肩に顔をうずめる。 「ごめんって。でもしょうがないじゃん、私と石田くん中学時代いろいろあったんだから。」 「それは知ってるけどさぁ……」 納得いかないような郁也。 全く、拗ねるとか…可愛すぎ…… 「郁也、一旦私を離して。」 「……なんだよ。」 郁也は私を離して少し不機嫌そうに私を見る。