「勝手に妬いて勝手にライバル意識持っててごめん。」
石田くんが謝ると郁也はため息をつく。
「本当、いい迷惑だっつーの。」
「はは、ごめん。」
石田くんは私に背を向けたまま、立ち止まった。
「…いつか絶対、アンタらよりも大恋愛してやるからな。」
私たちってそんな大恋愛してないけどな…
苦笑してると郁也はクスリと笑った。
「俺らより大恋愛して、俺らより幸せになるって言いたいのか?」
「うん…まぁね。」
「無理だな。」
郁也は即答する。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…