「俺はどうしてもアンタを手に入れたいんだ。だったら手段も選ばない。」



ーードサッ



中庭のベンチの上に押し倒された。




「や、ちょっ、石田くっ……⁉︎」




石田くんの顔が近づいてくる。



やだやだやだー



「やめてよっ!」




気づいたら石田くんを突き飛ばしてた。




石田くんも予想外だったのか、驚いたのか、近くの地面にしりもちをつく。




ポロポロと涙がこぼれる。