それからしばらくが経った。




「…行ってくる。」



「おぅ。何かあったら連絡しろよ。」




今日、石田くんにきちんと断りに行きます。




石田くんには事前に、放課後中庭に呼び出している。




だからあとは私が行くだけ…なんだけど足がすくんでしまう。




なんでこんな時まで弱気なのかな、私。




すると郁也はポンと私の肩を押した。