「もっとさ、きちんと自分の気持ちを考えろ。本当に好きな人を見つけろ。

やっぱりお前が俺に抱いてる気持ちは恋じゃねぇ。」




なんで、そんなこと言うの?


私は郁也が好きなのに。どれだけ考えたってどれだけ否定されても郁也のことが好きなのに。




なんで勝手に私の気持ち決めつけるの?




「郁也のバカっ!もう帰る…!」




好きな人は…郁也なのに……



私は涙を流しながら郁也の部屋を出たのだった。