「石田くん……」




「……ごめん、もう帰ってくんない?今頭の中ぐちゃぐちゃだからさ。」




「うん…わかった…」




予想外の展開になってしまった。



家を出ると、




「……終わったのか?」




郁也がいた。




「い、くや……」





「って、お前泣いてんの?なんかあった?」





帰路につきながら尋ねてくれる郁也。