「なんで…一個下なの?」




ずっと気になってた疑問。




「んなの決まってんじゃん。1年留年してアンタを探してたんだ。」




ーゾクッ



異常なまでの彼の愛。



……少し、怖いと思ってしまった。




「…アンタ以外は何もいらないからさ、俺のものになってよ。」



「え……」




「頼むよ……」




……ここで嫌だって言えない私は弱い。


もう彼を傷つけたくないなんて、その理由は拒否できない自分から逃げてるだけ。




断らなきゃ。私は郁也が好きだからって。