「そんな顔すんなよ……頼むから。」




「だって…ミルクちゃん……」



楽しみだったのに……



すると郁也は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。



「ったく、しょうがねえな!行ってもいいよ。特別だからな。」




「え、本当⁉︎」




私がそう言うと郁也は苦虫を噛み潰したような顔をする。




「あぁ。ただし、何かあったらすぐ連絡しろ。帰り、迎えに行くから終わったら連絡しろ。」