「郁也は悪くないよ。あ、でもね今度、犬を見に行く約束しちゃった。」 楽しみだな、と付け足すと郁也は顔を歪めた。 「…それって家に行くってことか?」 「んー?多分そうだよ。」 私がそう答えると郁也は私の頬をつまんだ。 「おまえ、バカかよ!!」 郁也に怒鳴られる。 絵、なんで怒ってるの?私、何かした?