「妖精さん、久しぶりだね。」




彼はふにゃりと笑った。




その瞬間涙が溢れでる。




「なんでっ、飛び降りたの……なんで何にも言ってくれなかったの……」




言いたいことがありすぎてまとまらない。



「ごめんね、妖精さん。でもなんもキミは悪くない。泣くなよ。」



ポンポンと頭を撫でられる。





「だって…っ、うわぁん!」



彼のベッドに顔を埋めて泣く。



まるで子供のように、大声で。