「だから、これから友達として……」



私がそう言うと彼は空を見上げた。



「友達としてはよろしくしたくねぇなぁ。」



……声が震えている。



その時わかってしまった。彼は私に涙を見せないようにしてくれてるのだと。




「ごめんなさい…本当ごめんなさい……っ」



彼の気遣いがこんなにも苦しく感じる。



泣いてもいいよ、そんなことは私が言えるわけない。