「…私のことはいくらでも悪く言ってもいい。だけど、郁也のことは悪く言わないで!」 気づいたら叫んでいた。 「……この髪型だって郁也が毎朝アレンジしてくれるんだし、郁也は身体とかそう言うことはしないもん。」 女子たちは面白がるように笑う。 「きゃはは、あんたに何がわかんの?ウケるんだけど。」 「ってか、付き合ってるだけで調子乗んな。」 ……私がそう言われる筋合いはない。