「なに暗い顔してんの?ま、おまえのことだからいろいろ遠慮してるんだろうけど。」 「うっ、だって……釣り合わないのに隣とか……」 すると郁也は私にデコピンをした。 「バカじゃねぇの?そんなの関係ねぇし、お前なら充分俺に釣り合ってると思うよ。」 釣り合ってないから悩んでるのに…… 「てか、他にも悩んでることあるだろ。」 幼なじみは怖いなぁ、なんでもわかっちゃうなんて。