「え、可愛くないけど……なんかごめんね?」




やっぱ郁也の胸の中は落ち着くなぁ。



郁也の香り、温もり、全てが気持ちいい。




「つーかおまえ…ここ外だけどいいの?」



思い出したかのように郁也が言う。




「え?あ…ごめっ、やっぱ離しーー」




「離さねぇよ。お前が誘ったんだからな。」




そう言って郁也は私を離さなかった。